船にまつわるミステリ
タイタニック号の殺人( マックス・アラン・コリンズ ) 出航したタイタニック号の船上には、多くの著名人にまじって推理作家フットレルとその妻の姿もあった。華やかに繰り広げられる社交の影で暗躍する謎の男。やがて勃発する殺人事件。「運命の日」前夜の船上を舞台に、登場人物全員が実在の乗員乗客という離れ業に挑む、巨匠の野心作。 九人と死で十人だ(カー ター・ディクソン ) 第二次大戦中、ドイツ潜水艦の襲撃に脅えながらイギリスへ向かう商船エドワーディック号の一室で、喉を切られた女の死体が発見された。現場には血染めの指紋が残されていたが、調査の結果、船内の誰のものでもないことが判明する…。怪事件に挑むH・Mの活躍。 残念ながら、楽天ブックスでは品切れの作品 ひとりで歩く女(ヘレン ・マクロイ ) 西インド諸島を発つ日、わたしは、存在しない庭師から手紙の代筆を頼まれた。さらに、白昼夢が現実を侵したように、米国へ帰る船上で生起する蜃気楼めいた出来事の数々。誰かがわたしを殺そうとしています…一編の手記に始まる物語は、奇妙な謎と戦慄とを孕んで、闇路をひた走る。 ミステリの部屋・トップページへ |